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「自分らしさ」の視覚的特性に関する評価バイアス

Research Project

Project/Area Number 08610151
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionNara University

Principal Investigator

遠藤 由美  奈良大学, 社会学部, 助教授 (80213601)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉川 左紀子  追手門学院大学, 人間学部, 助教授 (40158407)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords顔の視覚的特性 / 自分らしさ / 対人関係マーカー
Research Abstract

本研究は、「自分らしさ」というものを、顔の視覚的特性の点からどのように理解しているのかを検討することが目的であった。当初の研究計画では、最新の画像処理技術によって作りだす平均顔と被験者自身の顔写真とをさらに合成し、「自分の顔」を正刺激から少しずつ変化させた写真を研究材料として用いることにしていた。しかしながら、実際にこの方法での研究材料の作成に着手したところ、画像処理技術上、いくつかの問題点が発見され、現在も改良や工夫を重ねながら、作業を進行させているところである。
そこで、次に、自分の顔の特性認知と他者の顔の特性認知とがそれぞれどのようになされているのかを探るために、大学生を被験者として、「自分の顔」「親しい他者の顔」についてそれぞれどのような特徴をもっているかを記述してもらった。その結果、記述数では、自己のほうが他者を上回っていた。また記述内容では、自己については、たとえば皮膚の色や眉の太さといった物理的特徴についての記述が他者より多く、他方他者については、物理的特徴よりもむしろ、対人的意味や評価が多くみられる傾向にあった。このような結果から、他者の顔が対人関係の中で重要なマーカーとして利用されていること、それに対して自己の顔は、自己評価ないし自己分析の対象となりやすいことが示唆される。さらにここから、「顔一般」あるいは抽象的な顔の認識とは異なる「自分の顔」の認識過程をより詳細に検討することの必要性が示唆され、画像処理技術を用いた研究が求められる。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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