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晩年パーソンズの医療社会学研究-未公刊資料の解読を中心として-

Research Project

Project/Area Number 08610185
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 社会学(含社会福祉関係)
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

高城 和義  広島大学, 法学部, 教授 (00085953)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywordsパーソンズ / 医療社会学 / 「人間の条件」 / 生命倫理 / バイオエシックス
Research Abstract

本研究は、晩年パーソンズの未公刊資料を発掘・解読することによって、未だ殆ど知られていない「人間の条件」パラダイムに秘められているクローバルに発想を、解析しようとするものであった。この作業は、現在も継続中であるが、現時点までに、すでにつぎのような新たな知見を得ることができている。
まず第一に、晩年パーソンズの「人間の条件」パラダイムが、彼の医療社会学研究と緊密に結びあって展開されていること、とりわけ不妊治療や臓器移植・遺伝子検査などの、医療技術の飛躍的発展がもたらした人間の「生と死」のコントロール可能性の拡大を見据えつつ、生命倫理を根本的に再検討する枠組みとして、まさに「人間の条件」パラダイムが構想されるにいたったことが、明らかにされた。
さらに第二に、この晩年パーソンズの理論的作業は、現実に進行中であった1970年代アメリカの「医療思想革命」との具体的関連を意識しながら、それへの解答を用意する作業となっていること、したがって、「自発的なインフォームド・コンセント」や「プライヴァシ-保護」・「患者の自己決定権」と医師の専門職的性格とのバランスのとりかたを、具体的に考えるための枠組みの提出につながるものであったことが、解明された。
この研究の途上で、「アメリカ医療問題関係年表」と「晩年パーソンズの医療社会学関係未公刊資料リスト」を作成した。近々の内にこれらの成果を公刊し、本研究の成果の公刊とともに、学界の共有財産としたいと作業を進めている。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 高城和義: "「パーソンズ・ルネッサンス」の進展-医療社会学を中心として-" 佐藤勉編『コミュニケーションと社会システム』恒星社厚生閣. 31-58 (1997)

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      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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