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日本における鉄道の軍事的利用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08610346
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Japanese history
Research InstitutionWako University

Principal Investigator

原田 勝正  和光大学, 経済学部, 教授 (80173079)

Project Period (FY) 1996 – 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords軍事輸送 / 戦時輸送体制 / 戦時輸送計画 / 関東軍特別演習 / 新幹線建設計画 / 交通統制 / 東京市交通統制
Research Abstract

平成9年度については,日中戦争開始以降の日本国内における鉄道の軍事輸送計画および輸送実績について、前年度にほぼ終了した「関東軍特別演習」の動員輸送以外の動員輸送の調査を実施した。また中国東北における鉄道輸送力についても、日本国内にある史料について並行して調査を進めることとした。
これらの史料は、体系をなして保存されている状態はあまり期待できず、断片的な史料の発掘が必要と予測していたが、交通博物館に保存されている長崎惣之助氏(日中戦争、太平洋戦争時の鉄道省運輸局長、鉄道次官、戦後日本国有鉄道総裁)の旧蔵文書の中に、戦時中の国有鉄道全般とくに輸送計画、建設計画にかかわる史料が含まれていることを知り、この文書から関係史料のマイクロ・ファルムをプリントすることとした。
その結果、日中戦争開始当時の国鉄における軍事輸送実績について約1年分のものを集めることができた。輸送計画については、直接軍事輸送そのものの計画ではないが、年度ごと、ないし分野ごとの輸送計画の史料を、太平洋戦争期まで集めることができた。同時に、当時計画された東京・下関間の広軌新幹線計画の史料も輸送力関係のものを中心に集めた。中国東北については、この文書の中に鉄道省が作成した日本国内、朝鮮、中国にまたがる輸送力調査の結果をまとめた史料を発見した。これは軍事輸送計画の基礎データとして使われたと推測されるもので、戦中期における輸送計画データはほぼ集積を終った。しかし、輸送実績史料は日中戦争開始当初を除いては発見できなかった。
このような状態で、年度内に論文をまとめることはできなかった。しかし、瀋陽、大連になお未見の史料があることをあらたに知ったので、平成10年度にはこれらの史料探索を実施し、平成11年度には論文をまとめたいと考えている。

Report

(2 results)
  • 1997 Annual Research Report
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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