2次元場の量子論と無限次元リー環および量子群の表現論
Project/Area Number |
08640101
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Geometry
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
土屋 昭博 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (90022673)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 孝宏 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (60208618)
中西 知樹 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (80227842)
青本 和彦 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (00011495)
|
Project Period (FY) |
1996
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
|
Keywords | 共形場理論 / Yangian Y(sl_2) / degenerate double Affine Hecke環 / Affine-Lie環 |
Research Abstract |
この研究の目的は、2次元場の量子論をAffine-Lie環や量子群の表現論に基礎をおいて展開することにあった。 土屋および中西は荒川氏等との共同でA^<(1)>_1型の可解格子模型のパス空間のスペクトル構造を分析し、A^<(1)>_1型のAffine-Lie環のレベルlの可積分表現に関する新しい指標公式を得た。この結果は、レベルlの可積分表現の空間にsl_2型のYangianの自然な作用が存在することを示唆する。 上の結果は、土屋は荒川、鈴木両氏と共同でA^<(1)>_<n-1>型の共形場理論のN体Conformal blockの双対空間V_N(λ,μ)の構造解析を行って次の中間的結果を得た。この結果の発表のための論文を現在作成中である。 A^<(1)>_<n-1>型のAffine-Lie環gのレベルlの最高ウェイトλを持つ可積分表現L(λ)、最低ウェイトμを持つ可積分表現L^+(μ)、およびレベル零の表現V@4C[z,z^<-1>]を考える(Hはベクトル表現)。この表現のtensor積をV^^〜_N(λ,μ)=L(λ)@4(V@4C[z,z^<-1>])^N@4L^+(μ)とおき、V_N(λ,μ)=V_N(λ,μ)/g(V_n(λ,μ)を考える我々は、V(λ,μ)上に自然にdegenerate double Affine Hecke環H_Nの表現を構成した。また、H_Nはdegenerate Affine Hecke環H_Nを部分環として含むが、H_N加群V_N(λ,μ)の対称群不変な部分空間へのH_Nの中心Z(H)の作用に注目し、その同時固有関数の一連の列をH_Nのまつわり作用素を用いて構成した。この同時固有関数達は、上の予想よりV_N(λ,μ)の対称群不変空間の基底となると推測される。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)