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クーロン分解反応を用いた(n,r)反応の研究

Research Project

Project/Area Number 08640392
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 素粒子・核・宇宙線
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

家城 和夫  立教大学, 理学部, 助教授 (10159577)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsクーロン分解反応 / 天体核物理 / 中性子過剰核
Research Abstract

ミシガン州立大学超伝導サイクロトロン研究所においてNeutron Wallを用いた^9Liのクーロン分解反応の予備実験、^<6,8>He,^<11>Liのクーロン分解反応の実験を遂行し、そのデータ解析を行なった。科学研究費補助金によって高速のグラフィックス機能をもつワークステーションを導入し、解析用のプログラムを移植・開発することにより効率よく解析を進めることができた。
ワークステーションは8月に導入したが、以前に使用していた汎用のワークステーションからのプログラム移植や新規の解析プログラムの開発は問題なく終了し、10月頃より実験データの解析に使用している。新規のワークステーションでは中性子/γ線の識別等に必要な多次元のデータ処理に必要な時間を以前に比べ数分の一以下に短縮することができた。
^9Liのクーロン分解反応の予備実験の解析では天体物理学的S因子の予備的な値を求める事ができた。得られた値はこれまで用いられてきた理論計算のうちMalaneyやMaoらの結果に近いものであった。しかし、より詳細な解析を行なった結果、分解して放出された^8Liの粒子識別が完全ではなく、^7Liの混入が無視できないことが明らかとなったため、S因子の値は上限値として評価された。この結果の一部は日本物理学会秋の分科会(佐賀)において報告した。今後、検出器の分解能を改善して再測定することを検討している。
^<6,8>He,^<11>Liのクーロン分解反応の実験については、現在、検出器の較正に関するデータの解析が終了した段階である。更に、仮想光子理論を用いてクーロン分解反応の断面積を求め、これらの中性子過剰核の構造や、分解して放出された2つの中性子間の相関について調べて論文にまとめる予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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