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Rb-Sr法・鉛-鉛法による日本列島新第三紀花こう岩の形式年代の研究

Research Project

Project/Area Number 08640582
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Geology
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

能田 成  京都産業大学, 一般教育研究センター, 教授 (30065841)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords鉛同位体 / 同位体分別効果 / シリカゲル / 標準偏差
Research Abstract

課題の研究を進めるに当たり、鉛同位体の測定法に関して安価にして画期的な方法を発見し、この実用化に成功した。この詳細については論文として公表すべく、現在準備中であるが、その結果は以下の通りでえある。
鉛同位体では安定同位体は204のみである。このためストロンチウムやネオジムなどとは異なって2つの安定同位体の比に規格化することができない。そこで標準試料を繰り返し測定して、その平均値から推奨値への校正係数を求め、これを一般の未知試料に適用して、同位体比を求めるのが一般的に用いられている方法である。しかしながら同位体分別効果は避けられず、規格化できない限り測定値が分散するのも止むを得ないことであった。近年、ダブルスパイク法の進歩により鉛同位体測定の信頼度は大幅に向上したが、この方法は容易に我が国に導入できない状況にある。
今回開発した測定法の基本は、従来他の研究室で採用されているものと本質的には同一であって、鉛にシリカゲルとりん酸を加えたものをレニウムフィラメントに塗付するのである。この方法に少しの改良を加えることで、標準試料の繰り返し測定で標準偏差が従来の約半分になった。これは画期的な成果といえる。
以上の成果により、課題の研究を具体的に進めることが可能になった。すでに試料を得て、鉱物分離を行ないつつあるので、平成8年度中には結果を公表できよう。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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