Project/Area Number |
08640782
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
遺伝
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山本 博章 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40174809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 宏治 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70261550)
井出 宏之 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70022704)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | チロシナーゼ関連タンパク質 / TRP遺伝子 / チロシナーゼ / マボヤ / 脊椎動物 / 色素細胞 / クローニング / ゲノム解析 |
Research Abstract |
本研究は、脊椎動物における色素細胞の発生文化の分子機構を探るために、これまでに脊椎動物でクローニングされてきた遺伝子群に対するホモログが、原索動物であるマボヤに存在するか否か、を明らかにすることを第一義的な目的とした。さらに、原索動物でホモログが認められた場合には、その分子の発現を発生を追って調べ、脊椎動物のそれと比較し発現機構の保存性を検討することであった。本年度の研究実績は次の通りである。 1.色素産生の鍵酵素であるチロシナーゼをコードする遺伝子については、そのゲノムやcDNAの構造をほぼ明らかにし、加えて発生における発現をin situハイブリダイゼイション法により解析した。この結果については現在印刷中である(Dev.Dynamics, 208, 1-12, 1997)。 2.チロシナーゼ関連タンパク質をコードする遺伝子のcDNAのクローニングに成功した。ゲノムの構造については現在解析中であるが、チロシナーゼ遺伝子とは違って、多くのイントロンの存在が明らかになっている。In situハイブリダイゼイション法による当該遺伝子の発現解析から、この遺伝子が色素細胞以外の細胞系譜で発現を始め、徐々に色素細胞の系譜に限局されてゆくことかが明らかになった。 3.マウスやヒトでクローニングされている神経冠細胞の分化、増殖、生存、あるいは移動をコントロールしていると考えられている遺伝子のマボヤホモログの探索はPCR法を用いて進行中である。 4.これまでのところチロシナーゼやその関連配列をコードする遺伝子の発現解析から、脊椎動物同様、両者は原索動物でも色素細胞に特異的に発現することが分かった。これを保証するシスエレメントやトランスアクティングファクターの解析が次の課題となる。
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