局地的な風系・温度分布の数値計算と現地調査に関する研究
Project/Area Number |
08650652
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Civil and environmental engineering
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
薦田 廣章 長崎大学, 海洋生産科学研究科, 助手 (20162068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武政 剛弘 長崎大学, 工学部, 助教授 (70039684)
古本 勝弘 長崎大学, 工学部, 教授 (50037892)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 数値計算 / 風向・風速 / 温度分布 / 局地風 |
Research Abstract |
研究対象は、複雑な海岸線と起伏に富む地形の長崎県南部地域である。当該地域の風系および温度分布を評価(実測、数値計算、両者の比較・検討)することが本研究の目的である。 まず、長崎県公害衛生研究所が測定、蓄積している風向・風速データを入手し、それを解析することにより、当該地域の風系の概要を把握した。そして、風の回転方向が反時計回りに回転(一般に、コリオリ力により北半球では時計回り回転であるといわれている)を示す測定局が存在する、海風にもスケールが異なる風系が混在するなどの結論を得た。上記の結論を詳細に評価するめに、風向・風速計を設置し、観測を行ったが、計器の個数の不足および測定期間が短かったことなどにより、さらに有益な情報を得ることはできなかった。また、風系・温度分布に対する数値プログラムを作成及び改良し、夏季の当該地域を対象として数値シミュレーションを行い、実測と比較・検討を行った。実測との風系の比較においては、外海に面した海岸地域ではよく一致するが、内陸部および大村湾岸域では必ずしも一致するとはいえない。 これらの成果の一部は、気象利用、九州の農業気象および土木学会西部支部研究発表会で口述発表を行った。また、風工学シンポジウム、水工学論文集に投稿し、掲載された。 今後の課題として、プログラムのより一層の改良、風向・風速計による実測データの収集および蓄積、温度分布の測定などが挙げられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)