Project/Area Number |
08650775
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Physical properties of metals
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
堂山 昌男 帝京科学大学, 理工学部, 教授 (40010748)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 陽電子顕微鏡 / イメージングプレート / 陽電子回折 |
Research Abstract |
陽電子再放出顕微鏡の基本として、一番大切な陽電子による像のレコ-デイングをどうしたら記録できるかを先ず研究した。一般に陽電子の位置敏感なデイテクターは非常に大がかりな装置が必要である。マルチワイヤープロポーショーナルカウンターとか、大きな単結晶に多数のフォトマルトプライヤーをつけたもの、多数のBGO(ビスマスジャーマネイト)とフォトマルとの組み合わせ、などが用いられる。陽電子の像の記録にイメジングプレートが使えるかを研究した。イメジングプレートの上に直接^<22>Na,^<58>Co,^<64>Cuを時間を変えて置き、これをプロセスし、特性曲線を得た。イメジングプレートは電子顕微鏡用のものを使用した。陽電子に露出した後、富士フィルム製の検出器を用いた。検出器の読みはfp=αf^β_<e+>という式で書け、logαの値を-4.20【.+-。】0.0645,β=0.973【.+-。】0.00901という式に表せることがわかった。イメジングプレートに陽電子が感じることを示したのは世界最初である。これにより、陽電子の像の記録非常に容易になった。さらに上式は6桁にわたって成立することがわかったことは驚くべきことである。写真用フィルムは一般に2桁以下しか定量出来ないのに比べればなんとフィルムの10000倍もドース量と検出量が比例するのである。さらに、陽電子顕微鏡の第1段階ともいうべく陽電子線回折がシリコンと^<58>Coから放出される陽電子を用いて得ることができた。さらにタングステン箔を用いた陽電子減速にも成功した。現在減速された陽電子を金属円筒状レンズを用いて高輝度の陽電子ビームを得ようとしている。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)