カルボニルイリドおよび有機金属活性種の生成と有機合成への応用
Project/Area Number |
08651017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
北條 信 筑波大学, 化学系, 講師 (50229150)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | サマリウム / カルボニルイリド / 環化付加 / マンガン / エノラート / 還元 |
Research Abstract |
1)新規1,3-脱離反応による非安定化カルボニルイリドの生成と反応 サマリウムの関与する反応活性種として新規なカルボニルイリドの発生反応を見つけた(カルボニルイリドの化学としても生成例のないアルキル基のみが置換した非安定化カルボニルイリド).これらは反応に際して高い反応性および選択性を示すことを明らかにした.(J.Am.Chem.Soc.,1996,118(14),3533-3534.)さらにビス(クロロメチル)エーテル類を前駆体とする非安定化カルボニルイリドの発生法を見つけ,無置換(母体)および任意の置換基を有するカルボニルイリドを意のままに発生させることができる "Tailor-made" な発生法であることを実証した.(Tetrahedron Lett,1996,37(51),9241-9244.)また,ケイ素化合物を前駆体とするアリール置換カルボニルイリドの反応性についても明らかにした.(Synlett,1996(3),234-236.) 2)遷移金属アート錯体の還元能を用いる有機金属活性種の新規生成 マンガン(II)アート錯体がα位に脱離基を有するカルボニル化合物に対して2電子還元剤として作用し,母体のケトンやエステル,アミドのエノラートを効率よく生成することを見つけた.さらに本還元反応は全く新しい素反応を含むことを明らかにした.合成化学的応用として非対称ケトンの完全な位置選択的エノラートの生成および反応に成功した.(J.Am.Chem.Soc.,1997,in press)さらにマンガンアート錯体は臭化アリルや臭化プロパルギルに対しても還元剤として作用し,それぞれ対応するアリルマンガン種およびプロパルギルマンガン種を生成することを見つけた.(投稿準備中)
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)