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湿式水中溶接の冷却過程に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08651101
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 海洋工学
Research Institution神戸商船大学

Principal Investigator

福岡 俊道  神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (00116279)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福井 進治  神戸商船大学, 商船学部, 助手 (20031461)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords水中溶接 / 熱伝達 / 数値解析 / 差分法 / 冷却曲線 / 冷却速度 / 沸騰
Research Abstract

近年のウォーターフロント計画に伴って,海洋構造物は増加する傾向にあり,それらの構造物に対する有効な補修手段として,水中溶接に対する要請はますます高くなっている。現在,実用化の観点からは乾式法が進んでいるが,今後は作業部周辺のセッティングが容易な湿式水中溶接法の占める割合が増加すると考えられる。しかしながら,水中溶接は大気中溶接に比較して溶接部が急冷されるために,基本的にその継手強度は低い。そこで本研究では,湿式水中溶接の冷却特性を数値シミュレーションにより解明する手法の確立を目的として,三次元準定常温度場における問題として差分法により解析する方法を提案した。水中溶接の冷却特性が大気中溶接に比べて極めて特徴的である原因として,母材表面からの放熱特性があげられるが,ここでは母材表面温度と表面熱伝達率の間の関係式を,自然対流,核沸騰,膜沸騰および遷移領域の4つの領域に分けて評価する簡易式を導いた。その評価式を数値解析に組み込むことにより,水中溶接における母材の温度分布,冷却特性を差分法により解析し,水中溶接の冷却過程の基本的な特性を明らかにした。そこでは,従来実験でしか明らかにされていなかった「母材ボンド部の冷却速度が,評価温度の変化に対して数100度においてピーク値を示す」という特性を数値シミュレーションで再現することに成功した。また,解析結果の精度については,混合シールドガスによる湿式水中アーク溶接実験を実施することにより,溶接ボンド部の冷却曲線と冷却速度に関して,実験値と解析値と比較することにより確認した。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 福岡・杉浦: "水中溶接における冷却過程の解析-熱伝達機構を考慮した数値シミュレーション-" 日本舶用機関学会平成8年春季学術講演会講演予稿集. 94-98 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report
  • [Publications] 福岡・杉浦: "水中溶接における冷却過程の解析-熱伝達機構を考慮した数値シミュレーション-" 日本舶用機関学会誌. 31・12. 874-882 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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