C_1微生物に特異な代謝系酵素の諸特性の解明とその応用
Project/Area Number |
08660111
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
応用微生物学・応用生物化学
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
和泉 好計 鳥取大学, 工学部, 教授 (40026555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大城 隆 鳥取大学, 工学部, 助手 (00233106)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | メチロトローフ / セリン経路 / イソクエン酸リアーゼ / Hyphomicrobium属細菌 |
Research Abstract |
今年度の研究実績は次のようにまとめられる. メタノール資化経路の一つであるセリン経路はイソクエン酸リアーゼ(ICL)の有無によってicl^+セリン経路とicl^-セリン経路に分類されている。これまで、Hyphomicrobium属細菌はicl^-セリン経路を有すると考えられてきたが、我々は非常に不安定なICL活性がすべてのHyphomicrobium属細菌に分布することを明らかにしてきた。本研究ではL-セリン生産菌のH.methylovorum GM2よりICLを精製し、その諸性質について検討した。 標準緩衝液(リン酸カリウム緩衝液、pH7.0)に10%グリセロールを添加することにより本酵素活性の安定化を試み、メタノールを単一炭素源として生育したH.methylovorum GM2の菌体を超音波破砕後、硫安分画(30-60%)、各種カラムクロマトグラフィーを用いてICLを精製した。本酵素はpH7.5、40℃で最大活性を示し、サブユニット分子量は62,000Daであった。また本酵素活性は他起源ICLと同様にMg2+要求性であり、コハク酸によって強く阻害された。本酵素のN末端アミノ酸配列と他起源ICLの一次構造を利用し、PCR法によってICL遺伝子の一部を得た.この遺伝子断片をプローブとして本酵素遺伝子のクローニングに成功した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)