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海洋細菌の産生する基質特異的プロテアーゼの生態学的機能 -Listonella anguillarumの新規セリンプロテアーゼについて-

Research Project

Project/Area Number 08660231
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field General fisheries
Research InstitutionKochi University

Principal Investigator

鈴木 聡  高知大学, 農学部, 助教授 (90196816)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
KeywordsListonella (Vibrio) anguillarum / セリンプロテアーゼ / 飢餓 / 海洋細菌 / 魚病
Research Abstract

海洋性魚類病原細菌Listonella anguillarumの環境由来株(E9-86株)において、Boc-LSTR-MCAを特異的に水解する新規セリンプロテアーゼを見い出した。本酵素は病原因子として知られているメタロプロテアーゼと同じ基質を水解するにもかかわらず魚類血液での抗凝血作用は示さない。本研究ではこの新規セリンプロテアーゼの生態学的機能を明らかにすることを目的として研究をおこなった。
まず、本酵素を精製し、性質を検討した。本酵素は30kDaの分子量の単一ポリペプチドからなるセリンプロテアーゼであり、種々のオリゴペプチド基質のうちBoc-LSTR-MCAを選択的に水解したことから、高特異的酵素であることが明らかになった。
次に、酵素の機能を検討した。実験供試株は病魚ではなく環境海水から分離されたことを考え、細菌の飢餓状態での生残と増殖に必要なアミノ酸・ペプチドを取り込むために本酵素が機能するのではないか、と仮説をたて、種々の栄養条件の培地での増殖と酵素の産生を調べた。その結果、1/100濃度の改変ZoBell培地で培養したときに、対数増殖期の前に本酵素を高い比活性で産生した。人工海水中でも菌の増殖は見られなかったが、酵素の産生は認められた。一方、1倍濃度の改変ZoBell培地では増殖は活発だが、産生酵素の比活性は低かった。このことから、本酵素の生態学的機能の一つとして、上記の仮説が妥当であることが明らかになった。現在、結果を論文にまとめている。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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