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世界の大河川における堆砂量の推定

Research Project

Project/Area Number 08660285
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Irrigation, drainage and rural engineering/Rural planning
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

中山 幹康  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (10217945)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords堆砂 / 河川 / 重回帰分析
Research Abstract

大河川の土砂流出が農業,水資源管理,水辺環境に及ぼす影響は大きく,現在の環境破壊の要因の一つと考えられている.上流のダムでの堆砂は,貯水容量の低下によるダムの有効寿命の短縮,ダム湖の富栄養化,濁水の長期化などの環境悪化が生じる.また,中流では肥沃な土壌の流亡が農作物の収量を低下させ,下流の河口付近における土砂流出は沿岸の漁場環境を悪化させる.
本研究では,最近整備が進められている地球規模での地理情報システム(GIS)を用いたデータベースを活用することにより,既存の研究で適用されているパラメータのデータを精密化,具体化し,それを基に堆砂量を推定する為の重回帰式を求め,その回帰式の推定精度について検討することを目的とした.
解析手法としては,79の対象河川について,GISを用いた既存の地球規模のデータベースから各流域について,堆砂量に支配的と考えられるパラメータの流域全体での平均値を算出し,それらを用いて重回帰式を作成した.
各気候帯について重回帰式を求め,既存の研究の結果と本研究で得られたそれを比較して考察した結果,本研究で得られた重回帰式は,既存の研究に比べて少ないパラメータを持つにも関わらず,既存の研究と同程度あるいはそれ以上の精度での推定が可能であった.流出量,平均標高,平均気温の3つが土砂流出量を規定する支配的なパラメータであることが判明すると共に,平均傾斜,都市化指数,農耕指数の有為性は確認されなかった.既存の研究では全ての気候帯で卓越した要因とされている地質の年代による土性,および熱帯と温帯で有為とされている標高と河川長の比の2つのパラメータについては,これらを含まない重回帰式でも既存の研究と同程度,あるいはそれ以上の精度で推定が可能であることが判った.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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