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遺伝子組換え法および糖鎖解析によるニワトリコクシジウムワクチンの作成

Research Project

Project/Area Number 08660358
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Basic veterinary science/Basic zootechnical science
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

中井 裕  東北大学, 農学部, 助教授 (80155655)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywordsコクシジウム / ニワトリ / ワクチン / モノクローナル抗体 / 免疫アフィニティークロマトグラフィー
Research Abstract

ニワトリコクシジウム症は養鶏産業に多大な被害を与える疾病である。コクシジウム原虫の組織への感染は原虫が宿主細胞を認識することによって開始するが、この認識機構を阻害することによって、感染防除が可能と考えられる。本研究は、原虫の宿主認識機構を担うリガンド分子のワクチンとしての可能性を調べるものである。
本実験はin vitroでEimeria tenellaスポロゾイトの宿主細胞侵入を阻害し、E. tenellaの生活環の初期ステージに特異的に反応するモノクローナル抗体(KC-1抗体)を用いて行った。滅菌精製した胞子形成オーシストを超音波処理し、DE-52陰イオン交換クロマトグラフィーにて分画し、ELISA法により抗原活性の高い画分を得た。KC-1抗体をアフィゲルヒドラジンゲルにカップリングして調製した免疫アフィニティーカラムにこの画分を加えて吸着させ、PBSで洗浄後、5Mグアニジン塩酸(pH2.5)にて溶出を行って精製抗原分画を得た(KC-1抗原)。得られた抗原画分は分子量63kDa、25kDa、12kDaのペプチドを含み、25kDaのみがKC-1抗体に反応した。また、25kDa抗原の等電点は3.68であった。KC-1抗原をブロイラーヒナに対して2日齢時にフロイント完全アジュバントとともに9日齢時に不完全アジュバントとともに接種し、16日齢時に攻撃感染(300オーシスト/羽)を行ったところ、抗体価の急上昇が認められた。同様にブロイラーを用いて2日、9日、16日齢時に免疫し、23日齢時に攻撃感染(2,000オーシスト/羽)したところ、非免疫感染群と比べて病変の低減および増体量の改善が認められた。本抗原は今後、コクシジウムワクチン抗原候補の1つとなるものと考えられた。一方、オーシストの胞子形成過程におけるmRNAの発現を観察してmRNA分離の至適時期を決定し、得られたmRNAに対するcDNAを作成した。今後、遺伝子組換え法によるリコンビナント抗原の作成を試みる予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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