細胞機能調節因子としてのインヒビン関連物質-グロースファクターからホルモンへ-
Project/Area Number |
08660360
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
渡辺 元 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90158626)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | インヒビン / 精巣発生 / 精原細胞 / アルカリフォスファターゼ / アクチビン / アンチセンス |
Research Abstract |
1.研究目的 雄ラットではインヒビンが精索形成などの精巣発達の調節因子として、重要な役割を演じているものと推察される。本研究では、インヒビンα鎖関連物質およびアクチビンの精巣における配偶子生産の制御因子としての役割について検討した。 2.研究方法 精細管形成前後に発現するインヒビン関連物質の役割を明らかにする目的で、胎子精巣の培養系を用いて検討した。胎齢14日の胎子から採取した精巣を24穴の培養器中に入れた膜上で培養した。この培養系にウシ卵胞液から分離精製したインヒビンα鎖分画およびアクチビンのアンチセンスを添加し、精細管の形成および始原生殖細胞の動向を観察した。 3.研究成績の概要 (1)精巣原基の培養系にインヒビンα鎖関連物質を多く含む分画を添加したところ、精細管の伸張が阻害され、形成された精細管内では精細胞が極めて減少した。 (2)インヒビンα鎖関連物質を培養系に添加した精巣原基では、精索内には入らず間質に分散している精細胞が多く認められた。 (3)アクチビンのアンチセンスを精巣原基の培養系に添加したところ添加した量に応じて、精索の伸張が阻害されたが、精細胞は精索の中に存在した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)