心筋細胞のβ受容体依存性クロライドチャネルの調節機構の解明
Project/Area Number |
08670056
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
General physiology
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Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
頴原 嗣尚 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (50037446)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩谷 孝夫 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (20253594)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 心筋細胞 / クロライドチャネル / 燐酸化 / 開確率 / βアドレナリン作用 / αアドレナリン作用 |
Research Abstract |
1.燐酸化とチャネル活性の関係……C1チャネル活動のagonist濃度依存性 モルモット心室筋細胞に対してoutside-out patch法を応用し、agonist濃度とC1チャネル活動の定量的関係を求めた。初めに高濃度(5μM)のadrenalineを作用させ、C1チャネル電流が出現したことを確認した後,adrenalineの濃度を低下させ(0.5μM)チャネル活動の変化を観測記録した。再びadrenalineの濃度を上昇させチャネル活動の回復を見た。その結果、高濃度adrenaline下で3〜5個の多チャネル記録であったものが定濃度adrenaline下で2〜3個の多チャネル記録に変化することを観測できた。これらの記録からNPoを計算したところ、個々のチャネルの開確率はadrenaline濃度に関わらずほぼ一定(0.7〜0.9)であり、adrenalineの濃度低下の効果はactiveなチャネルの数をall or nohlingに減少させるものであることが判明した。すなわち、燐酸化は開口可能なチャネルの数を増やすがチャネル自体の開確率には影響しないことが示唆された。 単一チャネルレベルにおけるα-and β-adrenergic interactionのメカニズム 2.同じくoutside-out patch法によりβ-agonistとα-agonistのC1チャネルに対する相互作用を検討した。すなわちadrenalineを作用により出現したチャネル活動に対するphenylephrineの作用を観測記録した。その結果、単一チャネル記録においてphenylephrineによりチャネル活動が消失するもの、多チャネル記録においてphenylephrineによりactiveなチャネル数が減少するものが観察された。後者においてはNPoの計算により、個々のチャネルの開確率は変化しないことがわかった。すなわち、α-agonistの作用は、activeなチャネルの数をall or nothingに減少させるものであり、燐酸化に拮抗していることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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