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星状神経膠腫におけるp53癌抑制遺伝子異常のFISH法による解析

Research Project

Project/Area Number 08670206
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Human pathology
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

広瀬 隆則  徳島大学, 医学部, 講師 (00181206)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords星状神経膠腫 / 多形膠芽腫 / 免疫組織化学 / FISH / p53 / MIB-1
Research Abstract

1.悪性度の異なる星状神経膠腫14例につきp53、MIB-1免疫染色を行い、その標識率と悪性度との関連性を検討した。p53蛋白の標識率は2.5-59.7%(9例、平均15.6%)であった。多形膠芽腫7例は高標識群(50%以上)と低標識群(10%以下)に分けられ、その腫瘍進展機構におけるp53癌抑制遺伝子関与の多様性が推測された。悪精度の低い神経膠腫は一般に標識率は低く、悪性化機構の一部はp53遺伝子異常に関連していると考えられた。MIB-1の標識率は、多形膠芽腫(22.8%)が他の低悪性神経膠腫(3.4%)より有意に高く、予後の判定に有用であると思われた。
2.低悪性から高悪性に進展した神経膠腫6例につき、p53およびMIB-1標準率と腫瘍進展との関連性を検討した。p53蛋白の標識率は、原発腫瘍で1.2-37.9%(5例、平均13.7%)、再発腫瘍1.3-74.7%(6例、平均37.8%)であった。2/3(4例:星状神経膠腫2、混合性神経膠腫2例)で再発時、標識率が著明な増加(16.8から55.9%)を示し、悪性化にp53遺伝子異常が直接関与していることが示された。またp53遺伝子の異常は星状神経膠腫のみならず混合性神経膠腫の進展にも関与しているものと推測された。
3.FISH法を用いてGliosarcoma3例、混合性神経膠腫1例、毛様細胞性膠腫1例につき、10、17番染色体の数の検討を行った。その結果、本来なら2個あるべき各セントロメアシグナルが、検討した腫瘍群では約1/3から半数の細胞で1個しか認められなかった。この所見より10および17番染色体欠失の可能性が示され、これらの腫瘍の発生、進展に複数の染色体異常が関与しているもの考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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