Th1細胞活性化による細胞内寄生体に対する感染防御の検討
Project/Area Number |
08670311
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
奥田 研爾 横浜市立大学, 医学部, 教授 (40124862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜島 健治 横浜市立大学, 医学部, 助手 (00114611)
青木 一郎 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (00184028)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | DNAワクチン / IL-12 / サイトカインプラスミド / IFN-γ / Th1 / 粘膜免疫 |
Research Abstract |
我々は今回の研究によりDNAワクチンと組換え型IL-12,IFN-γをマウスに接種することにより免疫反応が増強できるデータを得た。以下個条書きにする。。 1)マウスにHIV-1 env DNAワクチンを接種し、同時にレコンビナントIL-12、IFN-γあるいは、IL-12、IFN-γあるいはB7-1、B7-2などの発現ベクターを接種されたマウスに、HIV-1特異的なCTLやDTH等の免疫反応が増強されることを見いだした。(Tsuji et al.,Immunology,1997,J.Immunol.、Eur.J.Immunol印刷中)しかしその程度は、レコンビナント蛋白では不十分で、IL-12、IFN-γ、B7-1、B7-2等の発現プラスミドの方が強力であった。我々はこの理由としてレコンビナントサイトカインは生体内で分解を受けて早期に消失すると考えられるが、プラスミドDNAの形で投与されると持続的で長期にわたるサイトカインの発現が得られるためと推察している。 2)マウスではIL-12およびB7-1あるいはB7-2を過剰発現させることにより、IgG2a分画の上昇とINF-γ誘導が観察され、Th1由来細胞性免疫のの活性化を見た。(Okuda et al.,投稿中) 3)最後にこれらのワクチンの投与によりTh1型免疫系を活性化したマウスに緑膿菌や、HIV/MuLVキメラウイルス等をChallengeした場合、その感染予防効果がみられた(Asakura et al.,投稿中)。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)