• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

肝特異抗原(LSA)のcDNAクローニングとその法医学的応用

Research Project

Project/Area Number 08670493
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Legal medicine
Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

瀬尾 泰久  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (80187830)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武知 進士  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (10222100)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords特異抗原 / 肝臓 / cDNA / シークエンス
Research Abstract

先ず、ヒト肝臓よりLSAを精製し、リシルエンドペプチダーゼで30°C、2時間処理を行った後、SDS-PAGEにより消化されたペプチドの断片を分離した。分離したペプチド断片はメンブレンに転写後、そのアミノ酸シークエンスを決定した。LSAのN末端-クエンスとペプチド断片のアミノ酸シークエンスをもとに3'、5'端のプライマーを作製し、ヒト肝臓由来のmRNAからRT-PCR法によってプローブを合成した。次いで、このプローブを用いてヒト肝臓のcDNAライブラリーのスクリーニングを行った。同時に、抗ヒトLSAマウスモノクローナル抗体を用いた抗体スクリーニング法についても検討した。その結果、約1.5-2.5KbpのcDNAを持つクローンの分離に成功し、そのうち計6クローンについてクローニングを行った。これらのクローンから採取したcDNAは、デレーション後、大腸菌にトランスフォーエンションし、全塩基配列を決定した。決定した塩基配列は、既存のDNAデータベースを用いてホモロジー検索を行った結果、1993年にKroetzらによって分離されたカルボキシルエステラーゼと同一配列であることが明らかとなった。この蛋白には各臓器によって等電点の異なる様々なアイソフォームが存在し、そのアイソフォームは、糖鎖の違いによるものであることから、LSAの臓器特異性は、カルボキシルエステラーゼの肝臓型アイソフォームのもつ糖鎖に由来しているのではないかと思われた。従って、今後はLSAの糖鎖解析が必要であると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi