免疫組織化学的手法を用いたアナフィラキシ-ショックの証明
Project/Area Number |
08670495
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Legal medicine
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
舟山 眞人 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (40190128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
美作 宗太郎 札幌医科大学, 医学部, 助手 (50284998)
森田 匡彦 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00045353)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 薬剤ショック / アナフィラキシ- / アレルギー / 免疫組織化学 / 剖検 / IgE / 肺 |
Research Abstract |
薬剤ショックと診断された症例の剖検肺組織(ホルマリン固定パラフィン包埋)に対し、アナフィラキシ-ショックを代表とするI型アレルギーに関係する各種モノクローナル抗体(抗IgE抗体、抗肥満細胞抗体、抗EG_1抗体、抗EG_2抗体)の反応所見を検討した。ショック死の中には(細)気管支壁に多数のIgE陽性細胞を認める例が含まれていたが、その一方でアレルギーが死に関与していない対照群の約1/3にも気管支壁に多数のIgE陽性細胞が認められた。即ち、薬物性アナフィラキシ-ショックの確診にIgE陽性細胞の多少を根拠にすることは出来なかった。もちろんIgE陽性細胞の検索自体は無意味ではなく、IgE陽性細胞をほとんど認めない薬剤ショック事例では、疑われている薬物がIgEを介さないアナフィラキ-様反応を引き起こしている可能性、あるいは単なる過量投与である場合も考えてみる必要があるだろう。そのほか抗肥満細胞抗体や抗好酸球抗体からも薬物性アナフィラキシ-ショックに特徴的な所見を見いだすことはできなかった。なお、今回は薬物アレルギーを主体にした症例の検討であったが、たとえばハチ刺しによるショック死などの剖検診断にはIgEや肥満細胞の免疫組織学的検討はかなり有力なものと期待できる。更に気管支喘息患者における好酸球数、特に活性型好酸球抗体を用いた検索も喘息死の診断根拠の一つとして利用可能と考える。
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Report
(1 results)
Research Products
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