肝発癌におけるC型肝炎コア蛋白の遺伝子発現修飾作用とその細胞内結合蛋白の同定
Project/Area Number |
08670564
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
丸山 稔之 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30219571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 和彦 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80240703)
森屋 恭爾 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | C型肝炎ウイルス / コア蛋白 / 肝発癌 / 細胞周期 |
Research Abstract |
C型肝炎ウイルス(HCV)のコア蛋白をネオマイシン耐性遺伝子とともに培養細胞に導入し、コア蛋白発現細胞株を樹立した。ウエスタンプロットにて22kDのコア蛋白の発現が確認された。蛍光抗体法で細胞内の局在を検討したところ、コア蛋白は細胞質にのみ存在していた。血清除去下に細胞を培養することによって細胞をG0期に同調させた後、血清を添加して細胞周期を進行させてコア蛋白の細胞内局在の変化を検討した。コア蛋白は細胞質にのみ存在したまま変化は無く、局在の細胞周期による変化は認められなかった。またコア蛋白の発現による細胞周期の変化も認められなかった。 次いで、HCVコア遺伝子導入トランスジェニックマウスを樹立し、その肝細胞内におけるコア蛋白の局在を検討した。ウエスタンブロットにて22kDのコア蛋白の発現が確認された。免疫組織染色によると、コア蛋白は培養細胞と同様に細胞質に限定して存在していた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)