Project/Area Number |
08670590
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岡林 克典 神戸大学, 医学部・附属病院, 助手 (10233363)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | セクレチン受容体 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
消化管ホルモンのひとつであるセクレチンは、膵をはじめ上部消化管で生理作用を有する。本研究ではジーンターゲッティング法により、セクレチン受容体ノックアウトマウスを作成し、そのマウスを用いて個体レベルでのセクレチン受容体の機能を、特に膵と上部消化管を中心に、明らかにしようとした。まず、既報のラットセクレチン受容体cDNAの塩基配列にもとずき、ラット膵より抽出したRNAを鋳型としてRT-PCR法によりラットセクレチン受容体cDNAを単離した。このcDNAをプローブとして、マウスゲノミックDNAライブラリーをスクリーニングし、2次・3次スクリーニングの後、最終的に2個のボジティブ・クローンを得た。これらのボジティブ・クローンのインサートのサイズは各々約13kbpであった。インサートのenzyme digestionにより、これらの2個のクローンは同一のものであった。このクローンについて種々の制限酵素による処理後、ラットセクレチン受容体cDNAの5'側500bpの領域をプローブとして、southern blottingを行った。これによりポジティブとなったcDNA断片(3-10kbp)を、pBSベクターにサブクローニングした。さらに、enzyme digestionやdeletionによりサブクローニングを行い、今までの所、全長13kbpのうち約4kbpについてシークエンスを完了したが、ラットセクレチン受容体cDNAとホモロジーのある領域を同定するには至っておらず、さらにシークエンスを継続中である。
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