ヘリコバクター感染による胃粘膜萎縮・腸上皮化生・胃癌への進展とテロメラーゼ活性
Project/Area Number |
08670605
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
渡辺 直樹 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10158644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木橋 厚仁 札幌医科大学, 医学部, 助手 (40260757)
杉山 敏郎 札幌医科大学, 医学部, 講師 (00196768)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | H.pylori / テロメア / テロメラーゼ / 胃癌 / 腸上皮化生 / 萎縮性胃炎 / TRAP / ヘリコバクター / 胃粘膜萎縮 |
Research Abstract |
不死化した癌細胞や生殖細胞に発現しているテロメラーゼが、癌診断への応用や癌治療の標的分子として、最近注目されている。しかし、良性疾患や前癌病変におけるテロメラーゼ活性の発現については、いまだ不明な点が少なくない。そこで今回、我々は、胃癌患者27例の手術材料における癌および非癌組織のテロメラーゼ活性値を定量化(TPG;Total Product Generated)し、各種背景因子との関係について比較検討した。 その結果、(1)癌組織におけるTPGは33.7±29.5と、腸上皮化生(16.7±12.8)、萎縮性胃炎(10.6±9.2)、正常粘膜(3.5±2.6)に比べ、有意に高値を示した。(2)癌組織のTPGと腫瘍径、壁深達度、リンパ節転移の有無、総合的進行程度には、相関関係はみられなかった。(3)一方、H.pylori感染群や分化型胃癌群で、TPGが高い傾向が認められた。とくに、分化型胃癌症例において、前癌病変である腸上皮化生に着目すると、H.pylori感染群のTPGは20.1と、非感染群の1.3に比べ明らかに高値を示した。 現在、テロメラーゼRNA(hTR)についても検討を進めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)