Project/Area Number |
08670904
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Nagoya City University College of Nursing |
Principal Investigator |
河合 洋子 名古屋市立大学看護短期大学部, 看護学科, 講師 (10249344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 義郎 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30004849)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Keywords | 先天代謝異常症 / ヒスチジン血症 / ヒスチダーゼ / 点変異 |
Research Abstract |
1,当施設で経過観察しているヒスチジン血症児50人の末梢血から白血球を分離しDNAを抽出し、ヒスチダーゼ遺伝子のうちエクソンをそのイントロンとの境界部を含めてpolymerase chain reaction(PCR)法で増幅した。ヒスチダーゼ遺伝子にはエクソンが21個存在するが、一部のエクソンは70bp以下でかつ隣接するイントロンの大きさも小さいので、2個以上のエクソンを一度にPCRで増幅することが可能であった。 2,PCR産物をmutation detection enhancement gel(MDE)法で電気泳動した後、臭化エチジウムで染色し紫外線ランプ下で観察し、バンドの数により変異の有無をスクリーニングした。エクソン6と7を含む領域400bpでは50人中5人でheteroduplexと判断できるバンドが生じたが、この領域は健常コントロールでもheteroduplexとなる例があった。したがって現在核酸塩基配列で確認中であるが、この部分はポリモルフィズムの可能性が高いと思われる。 他には、エクソン9を含む領域とエクソン12を含む領域においてヒスチジン血症児のDNAでheteroduplex構造をとっていると思われた。現在、それらの部位の核酸塩基配列を蛍光検出器を利用する自動シークエンサーで決定中である。また、変異が同定されれば正常人50人のDNAからも該当するDNA断片をPCR法で増幅し、allele specific oligonucleotide hybridization法で正常にはそれらの変異がないことを確認していく予定である。
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