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習慣性鼾症のいわゆる良悪の鑑別診断における高速MRIの検討

Research Project

Project/Area Number 08671030
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Radiation science
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

太田 吉雄  鳥取大学, 医学部, 教授 (50031977)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 雄一  鳥取大学, 医学部, 講師 (50213179)
周藤 裕治  鳥取大学, 医学部, 助教授 (10135858)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
KeywordsMRI / 超高速MRI / 鼾症 / 睡眠時無呼吸症候群 / 比較研究 / 画像診断
Research Abstract

本研究では、超高速MRIにより、習慣性鼾症の良悪性の鑑別を試みた。
前もって終夜睡眠ポリグラフイ-(PSG)を施行し、無呼吸指数(AI)を算出することで、習慣性鼾症の患者を睡眠時無呼吸症候群(SAS)(いわゆる悪性の鼾:AI>5)と、鼾をかくがSASではない(いわゆる良性の鼾:AI<5)の2群に対象を分けた。全例に覚醒時及び薬物負荷睡眠時の高速MRIを行った。まずそれぞれの患者に対して連続撮像されたMRIをシネモード表示を行い、定性的に比較検討を行った。そして、MRIの画像データをオンラインで、画像処理システムに転送し、全咽頭腔の体積を測定することで、両者を定量的にも比較検討した。
定性的比較では、良性の鼾症は、睡眠時に後口蓋部が咽頭壁に接し、振動しているものが大部分に認められるが、口蓋垂の呼吸による下垂はなかった。また、舌根都の閉塞は認められなかった。悪性の鼾症は、睡眠時に後口蓋部が咽頭壁に接するものが全例に認められ、口蓋垂の呼吸による下垂が全例に認められた。後口蓋部と舌根都の閉塞の合併(多部位型閉塞)が20%に認められ、それらは、AI>20の重症例であった。定量的比較では、全咽頭腔の体積は、覚醒時及び睡眠時とも良、悪性の間の有意差は認められなかった。
MRIの連続画像をシネモード表示することで、鼾の良悪性の鑑別の手がかりとなりえる。今後、全咽頭腔体積測定ではなく、咽頭腔をいくつかの区分に分けて体積を測定することや口蓋垂の下垂の程度等を定量的に解析することで、両者の鑑別を試みたい。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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