Project/Area Number |
08671795
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Urology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
上条 利幸 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60251310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武内 巧 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (90167487)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | Fas / 前立腺癌 / アポトーシス |
Research Abstract |
Fas/Apo-1はTNFレセプターファミリーに属する膜蛋白であり、アポトーシスを誘導しうる。ヒト前立腺癌細胞PC-3,LNCaPはともにFasを本来発現していない。両者にヒトFas cDNAをstableにトランスフェクトしたクローンを作製したところ、in vitroにおいて抗ヒトFas抗体にてPC-3は光顕、電顕にてアポトーシスを起こしFas感受性であったが、LNCaPはアポトーシスを起こさずFas抵抗性であった。Balb/cヌードマウス皮下にPC-3 Fasトランスフェクタントを接種したところベクターのみトランスフェクトしたコントロールPC3に比べて腫瘍増殖は抑制されていた。さらに肉眼的腫瘍を形成したBalb/cヌードマウスに対し抗ヒトFas抗体を腹腔内投与したところ、PC-3 Fasトランスフェクタント腫瘍にのみアポトーシスが誘導され、コントロールPC-3腫瘍には見られなかった。さらに現在、マウスFasのリガンド(FasL)やマウスインターロイキンβ変換酵素(ICE)をトランスフェクトしたヒト前立腺癌細胞PC-3,LNCaPやマウス腎癌細胞(Renca)を作製しており、これらのin vitro,in vivoでの反応を検討中である。
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