精細胞におけるテロメレース活性の測定と不妊精子の質的診断への応用
Project/Area Number |
08671800
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
景山 幸雄 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (10211153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻井 俊彦 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (90217307)
石坂 和博 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (60168218)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | テロメレース / テロメア / 精子 / 不妊症 |
Research Abstract |
精子にテロメレースの活性が残存しているかどうかおよびを検討することを目的にまずPCR法を用いたテロメレース活性の測定系およびSouthern blot法を用いたテロメア長の解析系を作製した.諸家の報告により強いテロメレース活性があるとされている培養癌細胞(泌尿器癌由来)を用いてテロメア長の測定を行い,細胞を継代した際にテロメア長の経時的変化を観察,またその変化とそれぞれの細胞を持つテロメレース活性を比較検討しその結果を報告した(Int J Urol掲載予定).またヒトの組織でもテロメア長,テロメレース活性が測定可能なことを移行上皮癌の検体を用いて示した.現在は不妊患者の精子におけるテロメレース活性を測定するシステムを確率しつつあり,特にそれぞれの検体間での測定対象精子のviabilityを標準化し患者間での比較検討が出来るようにするための方法を開発している.具体的にはswim up方法により十分な運動能力を持った精子を選択し精子数を統一してテロメレース活性の測定を行なう.対象がもともと精子の産生能の低い不妊患者であり現在1検体あたり10^4〜10^5の運動精子を得るのがやっとであり培養細胞で確立したテロメレース活性の測定系では十分な評価が出来ていない.そこでさらに測定感度を上げるための工夫(nested PCR法など)を考案中である.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)