CGH法を用いた後天性多発性腎嚢胞における腎癌多段階発生仮説の証明
Project/Area Number |
08671848
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
中澤 速和 (中沢 速和) 東京女子医大, 医学部, 助教授 (00147381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
龍治 修 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30220809)
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Project Period (FY) |
1996 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | CGH / 後天性嚢胞性腎疾患(ACDK) / 腎細胞癌 / 多段階発生 / 後天性多嚢胞化腎(ACDK) / 遺伝子変化 |
Research Abstract |
(1)CGHについて 昨年度に引き続き、病変部(異型嚢胞、adenoma、adenocarcinoma)からのDNA抽出として、Shibataらのselective ultraviolet radiation fraction法を用い、パラフィン包埋標本からの染色体DNA抽出を行った。但し、抽出量が僅少であること、抽出したDNAはフラグメントとしての長さが大半は200bp以下であることから、Teleniusらの提唱したDOP-PCR法で行う場合でも、再現性が問題となった。 そこで今年度は、DOP-PCR法で用いるtemplete DNAとして、パラフィン包埋標本のみでなく、新鮮凍結標本から抽出したものも調製し、各々の再現性や両者間での整合性を検討した。 染色体異常(trisomy)のある陽性コントロールを用いた予備実験では、当初より予想されたことではあるが、新鮮凍結標本由来のDNAの方が、染色体異常の検出度は高く、また再現性も良好であった。今後の方針として、とりあえず新鮮凍結標本から抽出した非腫瘍部DNAと腫瘍部DNAとの間で、CGHを行い、両者間での、大きな差異についてまず検討を進めてゆく必要があろう。 (2)マイクロサテライト解析について CGHによる比較的巨視的な染色体変化と、マイクロサテライト解析による遺伝子変化との比較を行うため、今年度から、CGHと平行して、オートシークエンサーを用いたマイクロサテライト解析を開始し、現在、条件検討を行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)