Project/Area Number |
08671867
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
峯岸 敬 群馬大学, 医学部・産科婦人科学, 講師 (00209842)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 卵胞 / ゴナドトロピンレセプター / アクチビン / アクチビンレセプター / mRNA |
Research Abstract |
ゴナドトロピンは卵巣の卵胞発育において、中心的役割をはたす。卵胞発育過程は、一群の原始卵胞から、最終的に1つ卵胞の選択を意味するものであり、卵巣局所因子の重要性が注目されている最近である。これらの局所因子は様々な様式で卵胞発達に影響することが予想され多数の報告もされているが、我々は、局所因子によるゴナドトロピンレセプターに対する影響を検討してきた。 この局所因子の中でも我々はアクチビンに注目し、LH,FSHレセプター両者に対して強い誘導効果を持ち、その機序はmRNAの半減期を延長し、転写促進によることを示した。さらにcAMPはFSHレセプターmRNAの半減期に影響を与えないが転写促進によりmRNA量を増加させることが観察された。 アクチビンレセプターのtypel,IIともにクローニングを行い、その機能の検討を行うための準備を行ってきた。我々はFSH,LHが各自のレセプターの合成に促進的に働くことをまず示し、さらに、短時間の作用を検討すると共に一時的に抑制的に働くことを先駆的に示してきた。この報告はゴナドトロピンによるレセプターの合成機序はより予想以上に複雑であることを示している。我々はレセプター遺伝子のクローニングにより同一物質による伝達が、抑制的にも促進的にも作用する機序を解明したい。 アクチビンの作用は、特にFSHレセプターに対する作用は強力でかつFSHに対する反応性が誘起する。このことは、アクチビンが卵胞発育の初期で非常に重要な作用を持つことが予想され、我々はその機序を解明する準備を行っている。
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