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ヒト歯周炎における炎症浸潤細胞の接着機構の研究

Research Project

Project/Area Number 08672193
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

松尾 敬志  徳島大学, 歯学部, 教授 (30173800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中西 正  徳島大学, 歯学部, 助手 (00217770)
中江 英明  徳島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (30227730)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords歯周炎 / リンパ球 / 接着分子 / Woodruff assay
Research Abstract

歯周疾患の発症およびその進行には生体の免疫機構が大きく関与しており、とりわけリンパ球がその中心的役割を演じていると考えられている。本研究では、歯周炎の病巣局所におけるリンパ球の接着機構についてin situで検討することを目的に、Woodruff assayを応用した新たな実験系を確立した。そして、歯肉組織切片への培養リンパ球の接着動態を接着細胞数を計測することにより検討するとともに、接着分子の発現と機能を特異抗体を用いた接着阻害実験により解析し、次のような結果を得た。
1,培養リンパ球はその培養時間によって組織切片への接着数に変化がみられ、その接着は2価のカチオン(Ca^<2+>,Mg^<2+>)に依存していた。2,培養リンパ球は、リンパ球浸潤の著しい部位にほぼ一致して接着することが示された。3,組織切片にはT細胞がB細胞に先行して接着し、またCD4陽性細胞がCD8陽性細胞に先行して接着することが示された。4,LFA-1に対する特異抗体を単独で作用させたところ、CD3陽性細胞で33.5%にまで接着細胞数は減少した。5,JCAM-1とLFA-1に対する特異抗体を同時に作用させたところ、CD3陽性細胞で15.9%程度にまで接着細胞数が減少した。6,組織切片あるいは培養リンパ球をそれぞれ単独に特異抗体で処理し接着阻害効果を解析した結果、ICAM-1は組織により強く、またLFA-1はリンパ球により強く発現し機能していることが示され、VLA-4は組織にもリンパ球にも発現し機能していることが示された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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