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リン酸カルシウム複合コラーゲン材を用いた骨増生に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08672272
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionOsaka Dental University

Principal Investigator

権田 悦通  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (70066992)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordscalcium phosphate / collagen / guided bone regeneration.
Research Abstract

リン酸八カルシウム(OCP)とコラーゲンと複合化させたスポンジ状の人工骨移植材,OCPコラーゲンを作製し,ニホンザルの下顎骨に骨欠損を付与し,その部へ本材料を填入して骨の治癒過程への影響を検索した.反対側は骨欠損の付与のみで対照とした.
術後2,3,4,8週に達した実験動物に両側総頸動脈からアクリル樹脂脈管注入を行い,樹脂硬化後,軟組織を溶解除去,水洗,乾燥,金蒸着を施して走査電顕で観察した.通法により組織切片も併せて作製し,光顕による観察も行った.
術後2週ではOCPコラーゲン群の骨欠損部は密で細かい新生毛細血管で全体が満たされていた.対照群は,欠損部窩縁では歯肉からの,窩底では骨からの新生毛細血管が伸展してきているが,中央部はまだ新生毛細血管が認められなかった.
術後3週ではOCPコラーゲン群では窩全体に密な新生骨小柱が形成されていたが,窩底部で一部毛細血管が認められた.対照群では窩壁に沿って新生骨が形成されているが,中央部は毛細血管のみであった.
術後4週ではOCPコラーゲン群では骨欠損部全体に新生骨小柱が密に形成されていた.対照群では新生骨がほぼ窩全体を満たしていたが,窩口部は骨形成が遅れていた.
術後8週ではOCPコラーゲン群の骨欠損部の表層には一層の緻密な骨小柱が認められ,その下方に形成された骨小柱は整理,改造されて粗く,骨小柱間の空隙が多く認められた.対照群では骨欠損部全体が非常に密な骨小柱で一様に満たされており,OCPコラーゲン群に比べて骨改造は遅れていた.
OCPコラーゲン材の骨欠損部への応用は早期に新生毛細血管を誘導し,骨形成を促進することから骨欠損の治癒を早める効果が認められた.したがってOCPコラーゲン材は骨形成の促進に有用であることが判明した.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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