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口腔癌におけるHGFおよびMETの発現の検討

Research Project

Project/Area Number 08672306
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

竹林 俊明  岡山大学, 歯学部, 助手 (90179664)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
KeywordsHGF / MET / 口腔癌
Research Abstract

HGFは肝細胞増殖因子としての働きを有するとともに,上皮細胞においてはScatter Eactorとして多様な生物活性を有する因子として知られている.近年,乳癌や肺癌などでHGFやそのReceptorであるMetの過剰発現と悪性度や予後との関連を示唆する報告がなされるようになった.しかしながら口腔癌におけるこれらの検討は報告されていない.今回我々は,口腔癌におけるHGFならびにMetの過剰発現と悪性度や予後との関連を検討した.
対象:対象は1988年から1995年までの間に岡山大学歯学部附属病院第2口腔外科にて加療を行った30例とし,手術による摘出標本と初診時に採取した血清を材料とした.血清中のHGF量の評価については,対照として健常成人10例の血清を用いた.
方法:Metの組織学的な検出は,1次抗体として抗Metポリクローナル抗体(IBL社)を用い,Envision kit(DAKO社)を使用して通法どおり行った.血清中のHGF量の検出はヒトHGF EIA kit(特殊免疫社)を使用して行った.これらの結果をもとに臨床病理学的因子(腫瘍分化度,浸潤様式,間質反応,核異形性など)と腫瘍組織中のMet発現との関係について検討した.
結果:腫瘍組織中でのMetの過剰発現は9/30例(30%)に認められた.臨床病理学的因子との関係では高分化型の腫瘍において過剰発現している傾向が認められたが,統計的な有意差はみられなかった.その他の浸潤様式,間質反応,核異形性との関係では相関はみられなかった.また,血清中のHGF量の増加は6/30例(20%)に認められたが,組織中のMetの過剰発現とは相関していなかった.
考察:以上より,HGFの腫瘍マーカーとしての可能性はないと考えられるが,Metの過剰発現が腫瘍分化に関係している可能性が考えられ,癌化との関連も含めてさらなる検討が望まれる.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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