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口蓋における粘膜骨膜欠損創の創傷治癒と瘢痕収縮に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08672320
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

儀間 裕  琉球大学, 医学部, 助手 (80177972)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords口蓋 / 創傷治癒 / 筋線維芽細胞 / α-アクチン
Research Abstract

1)目的
口蓋粘膜の創傷治癒における筋線維芽細胞の局在と消長を検索するためには以下の実験を行った。
2)材料と方法
実験動物は、4週齢の雄性S,Dラットを用い、臼歯部口蓋の粘膜骨膜の半側を剥離切除した。通常の固形飼料で飼育を継続し,術後5、6、7、8日、2、3、4、5、6、8、10、12週目に上顎骨を摘出した。ホリマリン固定後、EDTA脱灰、パラフィン包埋し前頭断にて切片を作製した。筋線維芽を検出するために、PROGEN BIOTECHNIK社製 抗α-アクチンモノクローナル抗体ASM-1を次抗体として免疫染色を行った。
3)結果
術後約2週間で創の上皮化は終了し、創内は幼若なコラーゲン線維と線維芽細胞、炎症性細胞より成る肉芽組織で満たされていた。創傷治癒が進行し、瘢痕が成熟するにしたがってコラーゲン線維は緊密かつ規則的に排列するようになっていたが、創傷治癒および瘢痕形成過程のいずれの時期においても、α-アクチン陽性の線維芽細胞は検出されなかった。しかし、同一標本内の血管平滑筋は明らかな陽性の所見であったことから、染色操作は適切であったと思われる。したがって、α-アクチン陽性の線維芽細胞が検出されなかったのは、使用した抗体が筋線維芽細胞のアクチンに親和性をもたないことに起因すると思われる。抗体として、瘢痕組織由来のアクチン抗体を用いれば陽性細胞を検出できた可能性がある。また、アクチンにはαの他にβ、γのイソタイプがあり、これらについても検討する必要があると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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