Project/Area Number |
08672357
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
須佐美 隆史 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (80179184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 敬之 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10013939)
高戸 毅 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (90171454)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | hsp27 / Waldo法 / 歯根膜 / 歯の移動 |
Research Abstract |
歯の移動という歯科矯正学の最も基本的な過程において、物理的な力が化学的構造を変化させる際に重要と考えられるhsp27の発現を検索する目的で以下の実験を行った。ラット右側上顎第1大臼歯、第2大臼歯間にWaldoの方法に従ってゴムを挿入し、反対側同部位を対照とした。ゴム挿入2時間後、上顎を摘出し、10%ホルマリンに固定を4時間施行した後、5%EDTA/6%Sucrose溶液に標本を浸漬して、4℃にて1カ月間脱灰した。脱灰終了後、通法に従ってアルコール脱水、パラフィン包埋を行い、5μmの薄切切片を作成した。これら切片に対し、抗hsp27抗体を用いて免疫染色を行い、光学顕微鏡にて観察した。その結果、対照側歯根膜においては、歯頚部付近、歯根中央部、根尖付近いずれにおいても、ごく限られた細胞に少量のhsp27の発現が観察されたにとどまった。これに対して、実験側ではいずれの部位においても、圧迫側、牽引側を問わず、多量のhsp27の発現が観察された。従って、ラット上顎大臼歯においては、歯間部へのゴム挿入という機械的ストレスにより、歯根膜でhsp27が多量に発現することが確認された。現在、歯根膜内のどの様な細胞がどの程度のhsp27を発現するかの詳細を検討すべく、薄切切片の質を向上させて検討するとともに、最長14日後までの経時的な発現パターンを観察することを試みている。また、同様な薄切切片を用いて、hsp27のcDNAをプローブとしたin situハイブリダイゼーションも行う予定である。一方、イヌまたはヒトを用いた歯の移動の実験により、mRNAの発現レベルを検索する目的で、RT-PCRも行うことを考えている。
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