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核磁気共鳴分光法による咀嚼筋のエネルギー代謝と顎顔面形態との関連性

Research Project

Project/Area Number 08672382
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

中野 廣一  岩手医科大学, 歯学部, 講師 (30112600)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords核磁気共鳴分光法 / 咀嚼筋のエネルギー代謝 / 顎顔面形態 / 表面筋電図 / オクル-ザルプレスケール / 咬合力 / 咬合接触面積 / 咬筋の厚さ
Research Abstract

1.対象および方法
顎機能異常がない24〜32歳の男性ボランティア7名を対象とした.
1.5T臨床用MRI装置で,5インチの^1H,^<31>Pのダブルチューニング表面コイルを用いて,習慣性咀嚼側咬筋のクレアチンリン酸(Pcr),無機リン(Pi)の定量評価を行った.FID法により,繰り返し時間TR/加算回数NEX=1000/32の測定条件で,下顎の安静と随意性最大噛みしめを繰り返させ,計15スペクトルを計測した.また,同様の指示下で同側の咬筋表面筋電図を記録し,オクル-ザルプレスケールで咬合力,咬合接触面積を計測した.さらに形態的計測項目として超音波スキャナーで咬筋の厚さを,側面頭部X線規格写真上で顎顔面の計測を行い,それぞれの関連性について検討した.
2.結果
安静時のPcrのピークを100%とした場合,2回の噛みしめ時ではそれぞれ,平均で68.10±16.16%,70.35±19.20%と有意に減少していた(p<0.001).逆にPiは128.12±13.89%,129.04±31.16%と有意に増加していた(p<0.001,p<0.01).これは筋収縮におけるATP→ADP+Pi+energy,ADP+Pcr+H^+→ATP+creatineのエネルギー代謝が生じ,結果としてATP合成のためにPcrの減少,ATP分解によるPiの増加が再現性をもって観察された.このピーク変動は噛みしめ約2分後のスペクトルでみると噛みしめ前の値にほぼ回復していた.
機能的計測項目と形態的計測項目の関連性では,下顎下縁平面角と噛みしめ時のPi/Pcrとがρ=0.536,下顎枝長と噛みしめ時のPi/Pcrとがρ=-0.607など下顎骨形態に関する項目と比較的高い順位相関(Spearman)が認められた.しかし今回の対象人数では明確な判断はできないため,今後さらに検討を重ねる予定である.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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