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胃粘膜中の好中球遊走抑制因子の精製とその一次構造の解析

Research Project

Project/Area Number 08672542
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Biological pharmacy
Research InstitutionKyoto Pharmaceutical University

Principal Investigator

岡部 進  京都薬科大学, 薬学部, 教授 (90012624)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 悟  京都薬科大学, 薬学部, 助手 (20268098)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Keywords胃粘膜 / 好中球 / 遊走
Research Abstract

著者らが見出した正常ラットの胃粘膜に存在する好中球の遊走を抑制する活性の単離・精製を試みた。ラット好中球を別に採取し、遊走刺激はfMLPを用いた。ウイスター系雄性ラットから胃粘膜抽出液を作製し、小麦胚芽レクチンセファロースカラムにかけたところ、遊走抑制活性はこの樹脂に吸着したことから、糖鎖を有するものと示唆された。次に陰イオン交換Mono-Qカラムにかけたところ、本活性はひとつのピークを示し溶出された。続いてゲル濾過スーパーロース12カラムにかけたところ、同様にひとつのピークを示し溶出され、分子量は約65,000であった。このゲル濾過の画分の蛋白質をSDS電気泳動で解析したところ、分子量60,000付近にバンドが確認され、活性の強度とバンドの強度との間に相関性が認められた。この結果から、遊走抑制因子は単量体であることが判明した。現在までに報告のある好中球の遊走を抑制する因子と比較すると明らかに異なり、新規な蛋白質であると考えられた。しかしながら、いくつかの不純物が混在していたので、さらに精製を進めるためにSDSゲルからの抽出を検討した。遊走抑制活性はSDS処理すると失活したが、透析を繰り返すことにより活性の回復がみられた。そこで、SDSゲルから効率よく抽出するためにミニプレップセルを利用した。しかしながら、現在の条件設定では蛋白質の回収率があまり良好ではなく、ペプチド配列の決定を行いうる量を得ることに問題がある。今後、条件を検討し、かつより大量の胃粘膜抽出液からの精製を行い、この遊走抑制因子の構造を決定していく予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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