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皮膚血流量からみた長時間の同一体位保持体位変換が意識障害患者の生体に与える影響

Research Project

Project/Area Number 08672703
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Nursing
Research InstitutionSeirei Christopher University

Principal Investigator

野村 志保子  聖隷クリストファー看護大学, 看護学部, 教授 (00218356)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小野寺 加代子  東京大学, 医学部, 講師 (00053091)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords指先部皮膚血流量 / 圧迫部皮膚血流量 / 指先脈波 / 同一体位保持 / 体位変換 / 側臥位 / 意識障害患者 / 刺激反応
Research Abstract

意識障害患者を対象に、同一体位保持中および体位変換後の皮膚血流量、指先脈波、動脈血酸素飽和度を5時間持続的に観察した。同時にさまざまな刺激に対する皮膚血流量の変化を観察した。体位変換は2時間毎に患者の担当看護婦が実施した。対象は14〜76歳の意識障害患者4名(1名は2回測定)、声をかけても明確な反応は全くない意識レベルで、障害の原因は脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血によるものである。
測定部位は左手第2指の指腹部と肩峰の2箇所で、指先は情動の影響が表れやすい、肩峰は側臥位時に圧迫され、便尿で汚れない部位のため選択した。測定時間が長時間であり、データが膨大なため解析に多くの時間を要し現在処理中である。現時点で分かった結果を以下に要約する。
A.同一体位保持中、体位変換後の皮膚血流量の変化
(1)皮膚血流量は、4名の患者とも次のような傾向の変化を示した。
・体位変換後、指先部の血流量は体位変換前より2〜3倍程度増加するが、反対に肩峰部の血流量は減少する。45〜50分経過した頃、肩峰部の血流量は一時的に1.5〜2倍増加するが60分過ぎると減少した。体位変換して1時間45分経過した頃、血流量は再び増加し始めた。一方指先部の血流量は、体位変換直前には減少がピークになった。2回目の体位変換後もほぼ同様な傾向がみられた。
B.刺激に対する皮膚血流量の変化
(1)呼吸器を装着し殆ど反応がみられない14歳の患者の指先部血流量は、手を握ったり、声をかけたりしたとき、人によって異なる変化を示した。特に母親による刺激に対しては血流量が20%前後減少するが、父親の声かけや身体への接触に対して30〜60%程度増加する傾向を示した。因みにこの患者は健康時父親を恐がっていたそうである。2回目の測定時もほぼ同様な傾向を示した。
他の3名の患者の指先部血流量は、家族による刺激に対して他の人より大きな変化がみられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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