Project/Area Number |
08680013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
家政学
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
清水 義雄 信州大学, 繊維学部, 教授 (20150675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥海 浩一郎 信州大学, 繊維学部, 教授 (40016374)
篠原 昭 信州大学, 繊維学部, 教授 (60021127)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 動的衣服圧分布 / 衣服の快適性 / 脳波による衣服の快適性評価 / ブラジャー設計 / ショーツ設計 / アンダーウエア設計 / 多点衣服圧分布測定 |
Research Abstract |
動的衣服圧分布に基づいたアンダーウエアの評価 本研究では、動的衣服圧分布の測定を行い、それに基づいて衣服の快適性を評価する基礎的知見を得た。すなわち、多点で、衣服圧分布を測定するシステムを作成し、ブラジャー並びにショーツの動的衣服圧分布を測定した。動作は、足踏み、しゃがみ込、前屈、体ひねりなどを行った。ブラジャー並びにショーツの素材は、織布、編布などからなっているが、それらの素材の応力歪曲線特性などの力学特性は種々異なっているものを用いた。ブラジャー並びにショーツの動的被服圧分布の測定結果は、おおよそ次のようなことを示している。すなわち、ダイナミックで振幅の大きい被服圧は、筋肉の収縮に伴う部位から得られる。弾性率の高い素材からなる衣服の圧力は、低い弾性率のものより高く振幅も大きい。衣服圧は、一般に左右差がみられた。各部位の衣服圧挙動は、必ずしも同位相ではなく、場合によっては、逆位相のこともあり、一役に複雑な変化を見せた。各種の動作に伴って様々な衣服圧分布が得られたが、これらの動きを解析並びに統合することによって、どのような衣服をどのように着装すれば、どのような衣服圧分布が得られるかの予測が可能であるとの知見が得られた。 また、着装状態で、動的衣服圧の測定を行うと同時に脳波による快適性の評価を行った。その結果、聞き取り調査による着装快適性の評価と、着装状態の脳波とを比較した結果ある程度脳波により着装快適性を評価できることが分かった。着装快感を感じる場合、素材の弾性率が緩やかな傾斜を持った素材からなる衣服に高評価をするグループと、逆のグループがあることが分かった。
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