植物性抗酸化成分による内因性および外因性ニトロソアミンの生成阻害
Project/Area Number |
08680029
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
家政学
|
Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
木苗 直秀 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (00046286)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下位 香代子 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助手 (10162728)
|
Project Period (FY) |
1996 – 1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | ニトロソアミン / Ames法 / 変異原性 / 抗酸化性 / 茶葉 / ワサビ |
Research Abstract |
(1)外因性ニトロソアミン生成のモデル系として5-ヒドロキシトリプタミンと30種のアミノ酸またはそれらのメチルエステルをpH4.0で亜硝酸と反応させた。その結果、5-ヒドロキシトリプタミン-システアミン系で極めて強い変異原物質が生成し、LC-MSで分子量が267の2-(5-hydroxy-4,6-dinitro-3-indolyl)ethanolと推定される黄色結晶を分離した。本反応系に抗酸化性を有する茶葉抽出物(緑茶、紅茶、黒茶、ルイボス茶)やワサビ抽出物(沢ワサビ、西洋ワサビの葉、根茎)や既知フラボノイドを添加すると、当該変異原の生成が著しく抑制された。 (2)内因性ニトロソアミンのモデル系として変異原性と発がん性が認められないプロリンに着目し、大根ジュースと共にヒトが摂取したところ、血中、尿中ニトロソプロリンが経時的に増加した。プロリン摂取時に緑茶抽出物やワサビ抽出物、フラボノイド含有食品(タマネギ)を摂取することによりニトロソプロリン量が減少する傾向が見られたが個人差があった。そのメカニズムについて検討中である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)