Project/Area Number |
08680283
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
朝田 健 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (40092910)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 管楽器教育 / 音楽教育 / 表現 / 指導法 |
Research Abstract |
昨今の教育現場における管楽器教育の大きな発展には目を見張るものがある。しかし、その発展の陰に器楽教育の宿命である技術克服偏重の部分も否めない。音楽表現、自己表現のためには、楽器を自由にコントロールするということはさけて通れない点であることも事実である。 そこで、音楽による自己表現をさらに推し進めようとするために、今までの研究の成果(「音楽科教育における「表現」のための管楽器指導法について」(岐阜大学教育学部研究報告人文科学1994)「器楽教育における音楽表現のための練習方法について」(日本吹奏楽学会紀要1996))を活かし、それを実践しようと試みた。 上記研究は音楽表現活動の一要素を音の変化という点に着目している。音と音とのエネルギーの関係、ある音の中での変化の問題、フレーズ内における音と音とのエネルギーの問題などを取り上げている。そこで吹奏楽曲を収集し、その楽譜の中から、パートの楽譜を抽出してデータ化した。それぞれの楽局のパートについて演奏の観点から、奏法上の問題点、音楽表現上の問題点などを抜き出した。音をどのように扱い変化させるか、そのためにはどのような奏法がふさわしいかなどを中心に明らかにし、どのように指導に活かすか検討した。 本研究のまとめは、試作エチュードの作成にあるのだが、海外からの楽譜収集に手間どった点もあり、また、慣れない機械操作のため残念ながら完成するまでにはいたっていない。この一年の研究の成果を生かし、早急にエチュードの完成に導きたい。
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