環境騒音の物理的対策と心理的評価の統合に関する研究
Project/Area Number |
08680611
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
環境保全
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
山口 静馬 山口大学, 工学部, 教授 (80243624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐伯 徹郎 山口大学, 工学部, 助手 (40249595)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 物理的騒音対策 / 心理的騒音評価 / ファジィ確率 / メンバシップ関数 / 周波数特性 / 音圧レベル確率分布 |
Research Abstract |
1.人間の心理的応答の程度を表現する場合、言語表現に頼る場合が多いが、これには不可避的にあいまい性が付随している。帯域制限白色雑音のランダム振幅変調音を被験者に提示し、それに対する“騒々しさ"に関する心理的印象を調査した結果、同じ音圧レベル値の騒音刺激に対しても様々な異なる心理的応答が得られた。即ち、人間の感覚的応答には非画一的で再現性の保証されないあいまいさが含まれていることが確認された。心理的応答は騒音刺激がもつ周波数特性にも依存していることが分かった 2.上記の騒音刺激-心理的応答の入出力関係をファジィ理論におけるメンバシップ関数を用いて表現すれば有効であることが明らかとなった。 3.各帯域制限白色雑音の音響刺激ごとにカテゴリー化された心理的印象のメンバシップ関数を一旦作成しておけば、任意のパワースペクトル形状を有する騒音に対してもそのメンバシップ関数を推定することができる。 4.騒音に対する人間の心理的応答は上記のカテゴリー化された心理的印象の出現時間率で捉えるのが合理的であることが分かった。この場合、考察対象である騒音の周波数特性はメンバシップ関数の形状に反映させ、振幅特性はレベル確率分布の形状に反映させることによって系統的に心理的応答を予測できることが確認できた。 5.騒音対策の具体例として遮音塀を新たに設置した場合に着目し、遮音塀の設置前後において心理的応答がどのように変化するかを予測して実測データと比較した結果、両者のほぼ良い一致が認められた。即ち、物理的な騒音対策手法の立案段階で心理的応答の事前予測が可能となった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)