Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Research Abstract |
PACE4アイソフォームは,PACE4Aの触媒部位とHomoBと呼ばれるファミリー間で相同性の高い部位を全て共有しているが,3′末端の塩基配列がそれぞれ異なっている.PACE4アイソフォームの中でPACE4A,4C,4DのcDNAクローニングは完了しているが,新たに発見したアイソフォームPACE4EのcDNAはヒト小脳cDNAライブラリーよりスクリーニングして発見したものである.しかし,3′末端よりHomoB領域までしかコードしていないので,新たにヒト胎児脳のcDNAライブラリーよりPACE4Eの全長を含むcDNAクローンのスクリーニングを行った. 上記で得られたPACE4の各アイソフォームcDNAの構造より推定されるアミノ酸配列から,それぞれのアイソフォームに特異的アミノ酸配列を選びペプチドを合成し,それぞれに対する特異抗体を作製し,免疫組織化学によりPACE4アイソフォームの組織での発現を明らかにした. PACE4アイソフォームの構造解析と発現調節のために,ヒトゲノムライブラリーよりPACE4遺伝子を同定し,エキソン,イントロン構造を解析し,さらに5′上流からプロモーター領域を推定した.CATアッセイ,ゲルシフトアッセイ,フットプリント法によりPACE4のエンハンサー領域,転写制御因子の同定を行った. 上記実験で得られたPACE4アイソフォームのcDNAを用いて,細胞内での発現系を確立し,その酵素としての能力を確かめた.さらに,遺伝子工学的に変異蛋白質を発現させ,その構造と機能の解析を行った.
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