Project/Area Number |
08680769
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Kochi Medical School |
Principal Investigator |
富永 明 高知医科大学, 医学部, 教授 (50172193)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 嘉哉 高知医科大学, 医学部, 教務職員 (60243846)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 血球分化 / 赤芽球 / オ-ガナイザー / ホメオボックス遺伝子 / goosecoid遺伝子 / がん遺伝子 / がん抑制遺伝子 / 神経系細胞 |
Research Abstract |
Goosecoid遺伝子は腹側中胚葉である血液の文化を抑制し、背側中胚葉である脊索、あるいは神経組織を促進することがEddy M.DeRobertisらによって報告されている。この遺伝子はアクチビンにより誘導されることが知られている。我々はアクチビンにより赤血球に文化する赤芽球系細胞F5にgoosecoid遺伝子(gsc)を発現させると文化を抑制することを見い出した。本研究はこの細胞F5-gsc74-3を用いてgscがどのようなメカニズムで血液の発生を抑制するのかを明らかにすることを目的としている。この系でレチノブラストーマタンパク質(RB)に結合性でアクチビン刺激とともに減少する分子としてがん遺伝子etsファミリーのPU.1を検討した。etsファミリーのfli-1,ets-2,PU.1をin vitroの転写・翻訳系を用いて合成し、goosecoidタンパク質(GSC)-ビーズへの結合を検討したところ、PU.1だけが特異的な結合を示した。in vivoでもアクチビン刺激とともに減少し、GSC結合性の分子量37,000-44,000の分子はPU.1であることを免疫沈降法で確認した。また、PU.1のN末がGSCに結合することを見い出した。このことは、PU.1とRBの結合をGSCが競合的に阻害していることを示唆している。神経系細胞でgoosecoid遺伝子は神経突起を誘導するとの結果を得た。
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