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ニューレキシンの多様性発現機構の解明

Research Project

Project/Area Number 08680848
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Neurochemistry/Neuropharmacology
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

吉田 明  早稲田大学, 人間総合研究センター, 助手 (70257187)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywordsシナプス / スプライシング / 神経栄養因子 / PC12細胞 / 小脳 / 生後発達
Research Abstract

ニューレキシンはシナプス部位に存在する細胞外マトリックス様タンパク質であり、その細胞外領域は複数のスプライシング領域を含み多様性を持つことが報告されている。今回、このスプライシング部位の中で最も上流に存在するスプライシング部位での発現パターンの変化をRT-PCR法を用いて解析した。
まず、PC12細胞に神経栄養因子NGFを作用させ、神経細胞様に分化する過程でのスプライシングパターンを調べたところ、NGF処理2週間頃から、それまで見られなかったPCR産物(230bpフラグメント)の増幅が観察された。PC12細胞株の中で突起伸展の速い亜株B3と遅い亜株G11とで比較したところ、B3株では2週間のNGF処理で230bpフラグメントが最も多く発現され、4週間目にはほとんど発現が見られなかった。G11株では4週間目にも同フラグメントの発現が増大していた。この結果から、230bpフラグメントは突起伸展に遅れて発現が誘導され、突起伸展が終了した時点では元のレベルまで発現が抑制されることを示唆している。
次に発達期の小脳における発現パターンの変化を検討した。生後0日から7日までに顕著な230bpフラグメントの発現が検出され、9日齢で減少し14日齢では検出できなかった。この結果はPC12細胞で見られた一過性の発現パターンと良く対応する。
230bpフラグメントをクローニングし塩基配列を解析したところ、これまでに報告されているスプライシングとは異なる28塩基の付加が起きていることが明らかとなった。このためこの発現産物はこのスプライシング部位直後に終止コドンを持ち、膜貫通領域を持たない分泌型のタンパク質を発現する可能性が示された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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