視覚的空間分布特性に基づくハトのカテゴリー弁別学習-ドット・パターン刺激とヒトの表情刺激を用いて-
Project/Area Number |
08710035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
実験系心理学
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
久能 弘道 北海道大学, 文学部, 助手 (30271703)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | カテゴリー弁別 / 表情認知 / 空間分布特性 / 認知系システム / 情動系システム / 感情プライミング |
Research Abstract |
ハトはその優れた視覚的認知機能から、視覚的刺激を用いた数多くの比較認知心理学の研究対象とされてきており、この高次認知機能を明らかにすることにより、ヒトの認知機能、情報処理機能に対する理解を深めようとしている。最近では、複数の刺激属性を同時に手がかりとしなければならない弁別能力や弁別のための手がかりとなる刺激属性があいまいであり、全体的なまとまりとして刺激を捉え、さらにそれをいくつかのカテゴリーに分類するといった弁別能力が研究の対象とされてきている。本研究では、ヒトの表情を2次元平面上のドットの集まりとして捉え、ハトによるその認知方略とヒトによるそれとを比較検討することを最終目的とし、平成8年度においては、ヒトによるヒトの表情のカテゴリー弁別を研究の主要テーマとした。基本6表情(幸福、驚き、恐れ、怒り、悲しみ、嫌悪)における目、眉毛、口等の各部のx-y平面分布上での変化量を数量的に捉え、正準相関分析を行いヒトが表情を認知する際の視覚的情報の3つの次元を抽出し、6表情の3次元的空間内での位置関係を求め、表情認知の基本的認知過程を確認した。上述の研究においていわば、「認知系システム」の側面はある程度明らかにされたが、現在さらに次のステップとして、表情刺激に対する感情的評価側面を司る「情動系システム」の過程とその両者の相互作用等を明らかにすべく、感情プライミングのパラダイムを導入し、表情刺激の処理に関する大脳半球機能差の研究をすすめている。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)