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言語プロトコル法の妥当性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08710072
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionNational Institute of Multimedia Education

Principal Investigator

高橋 秀明  放送教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (30251002)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsプロトコル分析 / 言語プロトコル法 / 言語報告法 / 認知過程 / 妥当性 / 心理的道具
Research Abstract

認知心理学・知識工学・人間工学の分野で多用されている言語プロトコル法には、思考発話することにより主たる課題の解決を変化させる(言語化の影響が存在する)ため、妥当な方法ではないといった批判が存在する。本研究は、この言語化の影響を実験的に特定するため、課題解決の結果の指標ばかりでなく、課題解決の過程に関する指標も取り上げることができるように、被験者の課題解決中の諸行動のコード化及び得点化の手法を開発することを最終的な目的としている。本年度は、前年度までに既に記録されている被験者の課題解決中の諸行動をパーソナルコンピュータ上で分析するための設備を整備した上で、被験者の行動のコード化及び得点化の手法を試作することを目的とした。言語化の影響を特定するためには、主な課題を沈黙して解決する条件と思考発話しながら解決する条件とで、被験者の行動を比較する必要があると従来言われてきたが、本研究を通じて、さらに言語化に関する特別の教示をしない自然な条件における被験者の行動を記述しておく必要があることが分かった。これは、被験者が課題解決中に自発的に使用する「心理的道具」を特定するためであり、その「心理的道具」の1つとして「言語化」がありうるからである。被験者に与えた主たる課題としては、道順を口頭で説明させるものと、パーソナルコンピュータを媒介とした問題解決型のソフトウェアとを使用した。被験者の課題解決の指標としては、課題解決時間・正答率という課題解決の結果に関する指標のほかに、課題解決の過程に関する指標として、口頭説明中の身振り・手振り、マウス操作や空書などの諸行動を取り上げ、自然条件下での被験者の課題解決の過程を記述した。来年度以降、沈黙条件および思考発話条件での被験者の課題解決の過程を記述し、条件間の比較を行う予定である。なお、本年度の研究成果は国内・国外の学会・シンポジウムで発表した。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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