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供述調書の信用性鑑定のための心理学的手法の開発

Research Project

Project/Area Number 08710080
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

高木 光太郎  東京学芸大学, 海外子女教育センター, 講師 (30272488)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords供述分析 / 供給の信用性鑑定 / 想起の文体的・形式的特性 / 共同想起 / 生態学的記憶研究 / 供述心理学
Research Abstract

1 足利事件における証言分析の再検討と、その成果の発表
準備的作業として、足利事件(足利市で発生した幼女誘拐殺人事件:鑑定書はすでに裁判所に提出してある)の被告人証言の信用性鑑定において利用した文体および対話パターンに基づく手法の再検討および理論的正当化の作業をおこなった。
手法の理論的正当化作業として、過去の出来事を体験者に語らせる際の新しいインタビュー手法を開発していると考えられるドキュメンタリー映画「ショアー」のインタビュー手法の特性を分析した。その結果、体験者が過去の自己にとっての意味を語るの位相に注目するのではなく、過去体験を背負った者として現在の環境や他者にかかわるあり方を抽出する方法として、文体・対話特性を分析する手法を位置づけることが可能であるという結論を得た。
また鑑定の具体的方法の整理と簡略化の可能性を検討し、鑑定にとって本質的な意味を持たない数値データをいくつか排除した。また、この手法を尋問時の意図的な誘導の程度に関する数量的な指標として特化して用いる際の問題点が検討された。
2 新たなケースへの鑑定手法の適用
上記の理論的、方法論的再検討をふまえて、新たなケースの分析をおこなった。まず福井県で発生した女子中学生殺人事件の関係者と弁護人のインタビューテープの文体・対話パターンに基づく信用性鑑定をおこなった。これは本研究が開発している手法を誘導の有無の数量的指標として使用するテストケースとして行われた。これと平行して重度の知的障害者が被告人ないしは重要な証人となっている殺人事件2ケースにおける法廷証言・実況検分・取り調べを記録したビデオ・オ-ティオテープを入手し、その文体的・対話特性の分析をおこなった。このケースにおいても、誘導の有無を内容非依存的かつ数量的に表現することが可能であることが示された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 原聡: "対話特性に基づく心理学的供述分析(上)" 駿河台大学論叢. 13. 187-221 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report
  • [Publications] 佐々木正人 他: "想起のフィールド:現在のなかの過去" 新曜社, 240 (1996)

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      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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