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テレビゲーム使用が子供の社会的発達に及ぼす影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08710084
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

坂元 章  お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (00205759)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsテレビゲーム / 社会的発達 / 攻撃性 / 性役割観 / 刺激欲求 / パネル研究 / パス解析 / 小学生
Research Abstract

テレビゲーム使用が子供の社会的発達に悪影響を及ぼすとする議論はかつてから盛んであるが、その実証的な証拠は少ない。そこで、本研究では、小学生を対象としてパネル研究を行い、そのデータを縦断的パス解析によって分析することを通して、テレビゲーム使用が、子供の攻撃性、性役割観、刺激欲求に影響しているかどうかを検討した。260名の児童(4年生90名、5年生78名、6年生92名)に対して、2回の調査が4ヶ月の期間を置いて行われ、それぞれにおいて、被調査者のテレビゲーム使用量、攻撃性、性役割観、刺激欲求が測定された(攻撃性、性役割観、刺激欲求の測定にあたっては既存の尺度を利用した)。テレビゲーム使用量は、全対の使用量とともに、7つのテレビゲームの種類(アクション、シミュレーション、アドベンチャー、ロールプレイング、スポーツ、パスル、ボード)のそれぞれについて測定された。こうしたデータに対して、男女をこみにして分析した場合(ただし、性別、年齢の効果は統制した)、アクションゲームとスポーツゲームの使用が攻撃性を低めているという結果が得られた。しかし、性役割観、刺激欲求には影響はなかった。男子については、テレビゲームの影響を示す結果は全く得られなかった。一方、女子については、スポーツゲームが攻撃性を低めているという結果と、アクションゲーム、アドベンチャーゲーム、ボードゲームが刺激欲求を高めているという結果が得られた。しかし、性役割観に関する影響は見られなかった。このように、テレビゲーム使用の悪影響論を肯定しうる結果と否定する結果との両方が得られた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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