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共同による科学的問題解決過程の研究-自己説明説と共同構築説の検討-

Research Project

Project/Area Number 08710090
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

岡田 猛  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (70281061)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords共同問題解決 / 科学的発見
Research Abstract

本研究は、大学生の被験者が二人で協同して科学的な発見課題を解く際に、彼らが実験を行ってその結果を解釈していく過程を分析し、科学的説明の共同構築過程を調べることを目的としていた。課題は、Dunbar(1993)の分子生物学課題(コンピュータ上で要因を操作し実験しながら、分子生物学上のメカニズムを発見することができる課題)を用いた。被験者は友人同士の理系の男子大学生のペア11組(22人)であった。被験者は、個別に学習課題を行った後、協同で発見課題に取り組んだ。彼らは、話し合いながら実験を行い、共通の解答にたどり着くように求められた。問題解決過程のビデオ記録を基に、被験者が行った実験の内容と問題解決場面でのディスカッションの内容を主たるデータとして分析した。さらに、実験後のインタビュー記録も分析の参考にした。
分析に際しては、各ケースのデータに大まかに目を通した結果、いくつかのケースで科学的説明の共同構築が活発に起こっていたので、そのうち3つのケースを取り上げ、それらのデータを詳細に分析し、共同構築過程を記述することにした。3例のケース分析から、各被験者が持っている表象(representation)や「ものの見方」が、説明の共同構築過程において重要な役割を持っていることが示唆された。また、表象が変化する際に、一方の被験者からの説明の要求(request for explanation)がきっかけとなっていることも明らかになった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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